まるのんのフォトはなし

日常スナップを中心とした写真とおはなし。

そこにありつづけること

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そこにありつづけること



EOS 5DMKⅡ EF24-105mm f4.0L IS USM 0.8s F5.0  露出補正 ホワイトバランス補正 三脚使用

 

想像もできないくらいの長い年月を重ねて

風雨に耐えてそこにあり続けて

多くの歴史をみてきた大樹。

 

ひっそりとした時間の流れのあかつきに、

今となっては多くの観光客を魅了し、

ライトアップで照らされたその雄姿を見せてくれる。

 

垂れる藤の花はその紫色が夜の闇の中で照らされて

見事に咲き乱れている。

 

藤の花の美しさはさることながら、

この大樹の折り重なる幹の重厚さと

ずっしりと鎮座する姿に、

ただそこにあり続けることの深さに感嘆するのみである。 

 


 

昼に見た時よりもより重厚さが増したように感じ、

昼に散策していた時に、日が暮れたらまずここに来ようと決めてました。

 

真っ暗になる少し前、トワイライトタイムが良いと思い、

まだ観光客がごった返す前に、周囲に迷惑にならぬように

小さく足を延ばした三脚にカメラをセットして待機しておきました。

 

木の幹の苔の部分にマニュアルでピントを合わせ、

敢えて藤の花を背景にサブとして配置する画角を取りました。

 

私が撮影を終えてその場を後にしようとした頃には、

もう通路が人で埋め尽くされる位に混雑していました。

 

時間の流れの厚さに想像を膨らませ、

ずっとそこにありつづけることの重さを感じました。

 

私は投資家でもありますが、

常に様々な変化があるわけですが、

その変化にくじける事なく、この大樹の幹が織りなすような

味のある投資家生活、そして人生を送っていきたいと思いました。