まるのんのフォトはなし

日常スナップを中心とした写真とおはなし。

天空に咲く桜

f:id:marunon_photos:20190411220902j:plain

天空に咲く桜

EOS 5DMKⅡ EF24-105mm f4.0L IS USM 1/40s F16  露出補正 三脚使用 WB補正

 

 

雲ひとつない青空の下、

見上げたそこに咲き誇る桜が春の訪れを教えてくれる

風雨に耐えて今年も無事に春を迎えた喜びを

私たちが生まれるよりずっと前から佇み育んできた

大樹の息吹に感嘆とする

 


 

 

ずっと撮影してみたかった桜のひとつです。

まだ夜が明けて間もない中で太陽の光もそこまで強くならないうちに

しかし偏向フィルターを装着して撮影しました。

 

構図は快晴の青空を大きく入れて桜を右下に配置しています。

昇っていく階段は少し中途半端だったかもしれませんが、

その天空に咲くようなところへ誘われているような雰囲気を出したくて、

敢えて入れました。

 

もう少し時間が経つと太陽の光が強すぎますし、

そもそも観光客がどっと押し寄せて階段に人の行列が出来てしまうため、

夜明け間近の空の白みが取れたちょっとしたタイミングしかありません。

 

実は向かって左側の桜はまだ開花が遅れていて、

とはいえ、右側は既に散り間際だったのでタイミング的にはイマイチでした。

もう一度全部が一斉に満開になった時に撮ってみたいです。

今年の桜はまだらでしたから、難しいですね。

 

作品としての写真ですが、私は全て自分流なのでよくわかりませんが、

まず彩度をぎりぎりまで上げています。

青空を強調したかったためですが、これでも少しやりすぎかもしれません。

桜の色をよりピンクにしたり、緑ももっと強調すると綺麗という点では

目を引くのですが、全体的に絵の具で塗ったようなべたっと感が出てしまうので、

この程度で我慢をしました。

 

パラーメーターは三脚固定であったこともあり、

F値を上げて被写体深度を十分にとり、

シャッター速度は被写体ブレを気にしつつ1/40sを選んでいます。

 

物凄くシンプルなロケーションなので、構図を作るのも難しく、

太陽が昇ってきてしまうと余計に難しいのですが、

とりあえず一番パッと見でわかりやすいものをまずはUPしてみました。

ただ、やっぱり広角構図の写真、本当に私苦手です・・・。